中医でのアレルギー疾患
喘息、鼻炎、アトピーなどのアレルギー疾患は
体をとりまく環境の変化に対する働きや、
外から侵入するものを阻止する働きが
異常に反応してしまう現象。
中医では外部から身を守る働きを
〝肺〟が担っている。
アレルギー反応の病位は肺と考えられる。
肺は鼻、皮膚、呼吸に関係することから
肺は外敵を外に追い返す形で体を守る
免疫という防衛機能となっている。
気が瞬発的に外に向かうと咳やくしゃみとなり
水が外に向かうと鼻水や涙となる。
気血が滞ると痒みとなり、
血熱が表に過剰に集まると充血となる。
免疫という防衛機能の低下は
絶対的な〝体力〟の不足が原因となる。
体力の低下により、自律神経のバランスを失い、
身体の最も外側の鼻や皮膚より外邪が入り
病へと向かう。