不養生
中医学の源となっている医学書『黄帝内経』では、2000年前も今も同じ不養生が語られている。
「人は酒をまるで水のように飲み、心身にストレスをかけ、酔ったまま房事にのぞみ、精気や真気を消耗させ、それを補充することなく、精神を落ち着けずに一時の快楽にまどわされ、長生の楽しみに逆らい、生活に節度がない。故に50歳を過ぎれば衰える。」
2000年の年月が経過しても尚、同じ問題なのであれば、人々の生命は物質的研究で人のカラダが生きることができるものは無意味となるのではないのだろうか。
病にならないこと、寿命を延ばすことの原因は全て人が作り出し、行動も思考も人自身がその寿命を短くする原因を選択していることになる。
研究や臨床で得たデータによって病の予防や延命する方法は人の精神・活動・発展とは逆行するものとなる。睡眠や休息を削り、余暇や季節を楽しまず、常に精神を追い込み、忙しく食す。
限られた生という時間をどう使うのか、1秒の無駄もない貴重な時間をどれだけ大切に有意義にするかは、全て自分自身が選択し決めることである。