歯磨きも生活習慣病予防の1つ!あなたは1日何回!?
<健康元鴻(けんこうげんこう)の緊急中医学NEWS>
中村元鴻(なかむらげんこう)事務局です。
厚生労働省の調査によると、
歯周病患者の割合は、
- 20歳代 :7割
- 30~50歳代:8割
- 60歳代 :9割
歯を磨く回数に関して、
平成28年度の調査では、
- 1日1回 :18,3%
- 1日2回 :49,8%
- 1日3回以上:27,3%
過去1年間の
歯科検診受信者の割合は、
52,9%という結果に。
1日2回以上歯磨きをしている人の割合が
最も多いですが、
歯周病は歯磨きだけでは予防できず、
定期的に歯科院で歯垢(プラーク)を取り除く必要があります。
歯周病になる原因はそれだけでなく、
- 歯の磨き方が悪い
- 歯ぎしり、くいしばり
- 不規則な食習慣
- 喫煙
- ストレス
- 全身疾患(糖尿病、ホルモン異常)
- 薬の長期服用
など、
生活習慣と密接に関係しています。
また放置し続けると、
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞に至ってしまいます。
歯磨きは毎日の習慣になっている人は多いですが、
食事をする為に必須なものであり、
永久歯に変わってからは、二度と生え変わらない為、
ケアはとても大切なものなのです。
歯の健康は、心身の健康!?
歯は中医学の「腎」と関係があります。
腎は骨(髄)、成長・発育・生殖
を主っており、
「歯は骨余」ともいわれ
腎の精気によって栄養が行き渡っています。
腎機能が衰えると、
歯のぐらつきや痛みだけでなく
乳幼児時の発育不全、早老化現象、
白髪、頻尿、多尿、不妊などの症状が出ます。
また腎は脳(髓)と深く関係し、
思考力、判断力、集中力も保持しています。
その為、
食習慣が不規則だったり
ストレスを解消できない生活習慣が
腎機能の低下につながり、
歯周病や糖尿病を促進させてしまうのです。
人間の身体は経絡や臓腑を通して
全てつながっており、
身体にとりいれるもの、感じることなど
生活習慣によって大きく変化します。
悪い習慣は徐々に心身を蝕むため、
明確な自覚症状が出るまで
生活習慣を改善しない人が多いですが、
確実に病へ向かっています。
歯と同じで、
一度失ってしまっては取り返しがつきません。
後悔する前に、
中医学から病を予防し健康に
生きる術を身につけましょう!