治すよりも整える
中医学では、病を治すことよりも
体調を整えることに主眼を置いており、生命力を高めることによって
治癒力を動かしているとも考えられている。
「自然治癒力」と古くから呼ばれ
その機能の中には、
「自己再生機能」と「自己防衛機能」がある。
「自己再生機能」とは、
体が外傷などを負った時に傷を治す機能。
「自己防御機能」とは、
外部から浸入してくるウイルス戦う機能。
つまり「免疫」のことである。
二つの機能は連携して機能することもある。
例えばスリ傷を負った時の治癒では、
生体は浸入してくる細菌と戦いつつ
皮膚を再生しているので
「自己防衛機能」と「自己再生機能」を
同時に働かせているということになる。