健康元鴻(けんこうげんこう)の
緊急中医学NEWS
中村元鴻(なかむらげんこう)事務局です。
布団のダニ対策してますか?健康維持の秘訣とは?
最近ずいぶんと暑くなってきましたね?
汗をかく季節は、
食欲が下がり、眠りの質も落ちやすくなるので、
免疫力の低下や熱中症が予想されます。
人が健康維持・病を予防する為に一番重要なことは、
「睡眠」です。
よく「睡眠の質」が大事といわれていますが、
多くの人は、お布団の手入れが甘くなってしまっているのではないでしょか?
良い睡眠を妨げる最も多い要因は、
「臭い」です。
睡眠中は意識がありませんが、
五感の中で「嗅覚」だけは
特殊な情報伝達経路になっており
五感の情報が伝わる視床という部位に感覚情報通らず、
直接、大脳皮質に届けられます。
その為、火事の煙の臭いで起きたり、
アロマなどの良い香りで心地よく眠ることができます。
つまり、意識はなくても
布団のくさい臭いは直接、脳にストレスをかけており、
知らぬうちに睡眠の質を下げているのです。
布団のシーツは最低でも1週間で洗う方が良いですが、
1ヶ月経つと、
シーツから汗や皮脂、ホコリをたくさん吸い、
驚くことに
トイレの便座の9倍以上の雑菌が繁殖していたという研究結果もあります。
「睡眠の大切さ」を中医学で解説!
中医学でいう睡眠は、
- 精神・思考のバランスを調整する<心>
- 血の巡りを調節する<肝>
- 精力・生命力を司る<腎臓>
などの臓腑に関係します。
これらの関係から睡眠の質が落ちたり、
睡眠不足になることよって、
気血の巡りが悪くなり、
身体の熱“エネルギー”が上半身に停滞するようになります。
熱が上半身に停滞すると、
情緒が不安定になり、イライラしたり、
鬱(うつ)の状態に陥りやすくなります。
そして更に状態が続くことにより、
免疫が低下し、
心筋梗塞や脳梗塞など重大な生活習慣病の原因になるのです。
中医学の「未病治」は
こういった小さな事から
起こりうる病の可能性を見つけ予防し、
健康を増進させる方法を学ぶ事ができます。