腎虚
わが国の認知症人口は2010年で208万人(65歳以上の7.2%)といわれており、高齢化社会に伴って今後も増加する(2030年には353万人、65歳以上の10.2%)と推測されています。
長生きをするなら出来るだけ家族や他人に面倒をかけたくないところです。
中医学では腎脳一体といって、脳も腎と深い関係にあります。
中医学での腎は生命エネルギー、成長、 発育、生殖。
腎が衰えてる最大の原因は加齢であり、それは避けられることではありません。
特に男性については健康そのものを損なってしまう要因の一つです。
腎は骨髄を生成し、骨髄が集まって脳となるわけですから、腎は脳のベースにもなっているのです。ですから脳の老化を防ぐなら腎の老化を防ぎ、脳を活性化させるなら腎の働きを活性化させることが必要不可欠となります。
腎を補うには
- 気の働きでもある温煦(おんく)作用[臓器などを温める作用]を高める
- 気を補充する採気を行う
- 気の消耗を減らす
- 腎気を高める食・行動・思考
これらは気功によって補い、高めることができます。
腎を補うくるみや黒ごま、黒豆や白子を積極的に摂りましょう。脳に良い食べ物は玄米、サトイモ、大豆、高麗人参、イワシ、さんま、まぐろなどです。