<健康元鴻(けんこうげんこう)のなるほど中医学!>no.14
本日のキーワードは
「<肝>のバランスが崩れる前に気づく方法!」です。
肝機能のバランスが崩れていると、
- 顏色が青い
- 目がつり上がっている
- 怒りっぽい性格
- 酸っぱいものを好む
などの特徴が現れ、
特に気温の変化が激しい春は、
肝機能の低下により体調を崩しがちです。
肝は主に『精神活動を安定させる』
思考・思索をめぐらせる働きがあります。
そのため、
肝気が弱まると思惟活動が鈍り、
ぼんやり、無気力にもなります。
また肝は精神作用の
「魂」を主宰すると定められています。
「魂」という字は
気魂・精魂という語に示されるように、
努力・鋭敏・果断・周到・整頓など
心的作用のうちの積極的な良い方面を代表するものです。
物事をはじめたら
徹底的にやらねば気が済まない、
全てを几帳面に整頓する性格である等がこれに当たります。
肝機能が異常に亢進していると、
これらの特性を極端に発揮する肝症病みになります。
反対に肝気が衰えている人は
この無気力、やる気が起きない状態になります。
大事なのはバランスです。
過剰な状態は、
心身ともに負担が積み重なり、
結果として不調をもたらします。
無理をせず、
今のあなたがどういう状態か、
客観的に見てみましょう!
次のキーワードは
「<気血水>ってどういう意味?」
です。
次回をお楽しみに。。。