中医学<肝>の障害
顏色が青く、眼光に異様な光。
目がつり上がっていたり、怒りっぽい性格。
酸っぱいものを好む。
春になると病気が悪化することがある。
肝は主に『精神活動を安定させる』働き
思考・思索をめぐらせる。肝気が弱まると思惟活動が鈍り、ぼんやり、無気力になる。
肝は精神作用の内の「魂」を主宰すると定められています。
「魂」という字は気魂・精魂という語に示されるように、努力・鋭敏・果断・周到・整頓など心的作用のうちの積極的な良い方面を代表するもの。
物事をはじめたら徹底的にやらねば気が済まない、全てを几帳面に整頓する性格である等がこれに当たる。肝機能が異常に亢進していると、これらの特性を極端に発揮する肝症病みになります。
反対に肝気が衰えている人はこの方面の精神能力が欠如していると考える。