<健康元鴻(けんこうげんこう)のなるほど中医学!>no.11
本日のキーワードは
「肝機能が低下すると、脂肪は消化されなくなる!?」
「肝」の働き、疏泄(そせつ)の中には、
胆汁の分泌と排泄を調節する役割があります。
胆汁の主な働きは、
脂肪を乳化して消化酵素の働きを助ける活動をし、
更に脂肪の分解産物に作用して
小腸から吸収されやすく変化させます。
そのため、消化を促進させる機能は
肝が重要な役割を担っているのです。
【胆汁の分泌と排泄】
胆は肝葉の間に附き、
胆汁を貯蔵し、肝に連なり、
肝胆の経脈は絡属して表裏をなします。
肝の疏泄機能が失調すると、
胆汁の分泌と排泄に影響を及ぼし、
脇肋部の脹痛、腹満、口が苦い、
黄色い水様物の嘔吐、食欲不振、消化不良、
ひどいときには黄疸などの症候が現れます。
中医学では「肝」がよく注目されます。
その所以は、日々私たちの身体や精神の悩みの原因が
肝機能の低下が影響していることが多い為です。
中医学の「肝」を学び、
悩みを解決しましょう!
次のキーワードは
「気持ちや心の変化は肝機能が影響しているかも!?」
です。
次回をお楽しみに。。。