最後までやり遂げる力、諦めずに続ける力、何事にも立ち向かう力の源は、学びの量でも、条件でも、覇気でもありません。
『腎気』が不足しているのです。
腎気は生命、発育、成長を主どり、生まれてから、死を迎えるまで、人体を形成しているものから、精神活動に至るまで、充実し、活力に満ちて生きるためのエネルギーです。腎気の精神活動とは、不安になったり、感情を抑制できなくなったり、文頭のやる気、根気、継続力のことを指します。
その衰えは加齢とともに、髪、骨、皮膚、耳に現れますが、それは単なる外面的なものであり、精神活動と比例するものではありません。
言い換えれば、年齢を重ねたからと言って、精神活動に影響が出る訳でもなく、逆に、年齢は若くても精神活動が弱くなることも多くあります。
人体の表面には精神活動の状態は顕著に現れ、精神活動の充実は白髪やシワが増え、年齢を重ねたとしても、はつらつとした覇気、姿勢、ポジティブな思考は衰えません。逆に若くても、覇気は少なく、姿勢も悪く、ネガティブな思考になります。
腎気は、親からの遺伝と、食と活動によって形成されます。先天的な親からの遺伝については、生まれ持ったものですが、食と活動は後天的なものなので、自分自身で補強できます。
しかし、腎気が弱くなっている状態(継続力、根気、やる気が不足)では、それを強化することは難しく、計画性と覚悟が必要になります。
→腎