気血水の実虚(扶正去邪)
中医学では体を構成するものとして、
気・血・水(陰分)があると言われています。
これらは「正気」と言われ、
健康を維持するために必要なものとされています。
これのどれかが不足した場合(気虚・血虚・陰虚)には
補う必要があります。
これを扶正といいます。
気・血・水の流れが悪くなったり(瘀血、気滞)、
悪い物質(痰湿)になったりすると
「邪気」と呼ばれ、健康を害するものとなります。
体の外からの悪い影響(ウイルスやストレスなど)も
「邪気」と呼ばれています。
邪気がある場合には邪気を取り除いたり、
邪気を防ぐ必要があります。
これを去邪と言います。