<健康元鴻(けんこうげんこう)のなるほど中医学!>no.13
本日のキーワードは
「中医学のよく聞く「肝気鬱結」って何?」です。
肝気鬱結とは?
【主な症状】
- 憂鬱、情緒不安定
- 胸部、腹部の張り、 痛み
- 食欲不振・口の渇き
- 頭痛、月経不順
「肝」はストレスを発散させ、
精神や感情をコントロールする役割を担っています。
しかし、憂鬱や怒りといった
精神的なストレスを強く受けると、
この機能が低下し、
気の流れが滞ると「気鬱」の状態になり、
初期のうつ症状の原因となってしまいます。
また気鬱の状態が長引けば、
熱っぽい症状が現れる「熱鬱」、
血の流れが滞る「血鬱」、
脾胃の消化機能を低下させ、
食・痰・湿の停滞が起きる
「食鬱」「痰鬱」「湿鬱」といったさまざまな症状につながります。
【気の流れをスムーズにして早めに改善】
陰陽五行論で『肝』は春にあたります。
樹木のように伸びやかに
発散することを好む臓腑。
ストレスを発散し、
停滞した気の流れを改善する必要があります。
症状が重くなる前に
「気鬱」の段階で改善できるよう身体を調整しましょう。
次のキーワードは
「<肝>のバランスが崩れる前に気づく方法!」
です。
次回をお楽しみに。。。