健康元鴻(けんこうげんこう)の
緊急中医学NEWS
中村元鴻(なかむらげんこう)事務局です。
毎年6万人を超える熱中症!対策を中医学から学ぶ!
熱中症による被害は、
毎年60,000人を超え
死亡者は1,000人近くまで出ています。
主な熱中症対策として挙げられるのは
- 水分・塩分をこまめに摂る
- 睡眠環境を整える
- 気温と湿度を適切な状態に調節する
- 通気性の良い衣服を使用する
- 休息をとる
などです。
上記項目をしっかり対策していれば、
熱中症はほぼ予防できるでしょう。
しかし毎年被害は減らず、
近年は「熱中症災害」とまで言われるほどに
熱中症患者は増加する傾向にあります。
その原因は、
地球温暖化などの環境的要因ではなく、
環境に適応する為の体調管理ができていない事にあります。
中医学から学ぶ熱中症対策とは!?
熱中症になるきっかけは、
気温と湿度です。
気温の暑さは体力を奪いますし、
湿度は中医学では「湿邪」といわれ
身体の水液のバランスを整える【脾】の機能を低下させ、
下痢・尿量減少・水腫・腹水の原因になります。
その為、体調管理には
より一層気をつけなければいけません。
部屋の換気を頻繁にするだけでなく、
布団や衣服はこまめに洗い、
十分に乾燥させる必要があるでしょう。
また食事ですが、
ただ冷たいものを食べるだけでは熱中症の予防にはなりません。
食材の作用には、
それぞれ身体を温めるものと冷やすものがあります。
たとえ料理が温かくても、
身体の水液のバランスを整え、
熱を下げる作用がある食材を摂っていれば、十分な対策になります。
ただ冷たいものを食べ続けることは、
物理的には身体を内側から冷やしますが、
気温や湿度で【脾】の機能と
免疫が低下している状態では、
より体調を崩しやすくなってしまうのです。
夏は暑くてイライラしやすく、
冷静に物事を考えにくい時期だからこそ
中医学を身につけ、いつでも環境に適応し、
食と生活習慣・体調管理を自然にできるようにしておく事が重要なのです。