中医学の「心」
心は火に帰属します。
火は上へ向かって燃え盛り、
動的なエネルギーであり、
解放され、拡がる性質があります。
季節では夏、一日のうちでは昼という様に
天(陽)の気の作用が最大な時です。
五行の中では最も気が強いものです。
<心は「君主の官」>
神に通じる最高の指導者とされる
<心は神志を主る、神は神を蔵す>
精神・思考の中枢、意識水準を保つ、
覚醒・睡眠のリズムを調整する
<心は血脈を主る>
血を循環させ脈の働きを主る
心は舌に開竅し、その華は面(顔)にあり、汗を主る
<心は舌に表れる>
心に病変が有れば舌色は紅くまたは淡白になり、
舌がもつれて言語不能に陥る、
心気の不足は味覚の異常となる
●心の気の異常
心悸、動悸、結滞、息切れ、呼吸困難
睡眠障害、ストレス、うつ、ほてり
更年期障害、精神疾患、口渇、脳障害..