健康元鴻(けんこうげんこう)の
緊急中医学NEWS
中村元鴻(なかむらげんこう)事務局です。
野菜・果物が不足すると肝臓ガンのリスクが上昇する!?
野菜・果物摂取量/肝臓ガンリスクの分析データ
2019年8月 “Food & Function” 誌に、
野菜・果物の摂取量と肝臓ガンになるリスクの関係を調べた
メタ分析が発表されました。
研究は、近年野菜・果物不足が懸念されている中国で行われ、
132万人と肝臓ガン発生件数 1,703件を追跡調査し、
野菜に関してのみ摂取量が多いと
肝臓ガンのリスクが低いという結果になりました。
野菜の摂取量が多い場合は、少ない場合に比べ、
肝臓ガンのリスクが39%低く
男性のみで分析すると、
野菜摂取量が多い場合に肝臓ガンのリスクが50%低下していたとのこと。
[野菜・果物を多く摂取]=[ガン予防]ではない!?
農林水産業の調査によると、
実は1日1人あたり野菜摂取量は
中国に比べ、日本の方が不足している状態にあります。
昭和60年と比べて平成29年では
野菜摂取量は約2割減少しており、
特に20~40歳代が不足しています。
しかし、こういった研究結果を、
あまり重要視してはいけません。
結果はあくまで結果なのです。
↓
[野菜を摂取]=[ガン予防]
という考え方は何の根拠もなく、
そういった極端な考え方が身に付き、
情報に頼った生活になってしまったことで、
生活習慣病が増加しているのです。
心身の状態は人それそれであり、
一般にメディアで公開されているような
“健康的な生活習慣・食習慣”は、
ほとんどの人に当てはまりません。
重要なのは、
あなた自身の健康状態を認識し、
その時の心身の状態に合わせて食や生活習慣を変える
“柔軟な考え方”を身に付けることです。
あなたとあなた自身の健康を維持・増進するために
中医学を学びましょう!!!