陰陽応象大論
陰陽という法則性の下で、様々な現象が現れます。
陽気が強いと熱性が現れる。
陰気が強いと寒性が現れる。
それぞれは極点に至ると陽気は寒性となり、陰気は熱性となる。
熱性は体に痛みが出る。
寒性は体にむくみが出る。
陽気は上に集まるので目や耳はよく利くが、手足が弱い。
陰気は下に集まるので手足は強いが、目や耳が弱い。
上半身に邪気が侵入すると右側が悪化しやすく、
下半身に邪気が侵入すると左側が悪化しやすい。
辛味と甘味は陽を補い、発散の作用がある。
酸味と苦味は陰を補い、排泄を通利する。
感情の激しい変化は陰陽を損なう。
急激な怒りは陰気を損なう。
あまりもの喜びは陽気を損なう。
喜怒、寒暑が常に体を刺激すると
命に危害を加える。
人体の陰陽を天地に例えると
汗は雨
気は風
暴れた気は雷
逆行した気は陽炎